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夏山シーズン初日の令和元年6月7日、突風によりゴンドラが支柱に衝突し、ゴンドラの乗降口などが破損した事故により、その修理や運行システム改修などで運休していた天元台ロープウェイ(米沢市)が、12月3日、約半年ぶりに運行を再開しました。
当日は午前9時半より、同ロープウェイ安全祈願と、天元台高原冬山安全祈願祭が執り行われました。はじめに(株)天元台 代表取締役社長の山田長一氏が、運行再開にあたり挨拶を行いました。続いて神事が執り行われ、関係団体の代表が玉串を奉奠し安全を祈願しました。
安全祈願祭直後、山頂付近の風速が10メートルを超えたため運行再開が遅れましたが、午前10時40分頃、営業開始後初の便が従業員など関係者を乗せて湯元駅から山頂に向けて出発しました。
修理されたゴンドラは11月25日に天元台に搬入され、現地にて取付作業が行われた後、システムプログラムの改修や試験走行を行い、この日の運行再開を迎えたものです。ロープウェイの安全対策では、自動運行モード中、風速が12m/秒を感知した場合、強風運行モードへ自動切替えとなり、3号及び2号支柱通過時に0.5m/秒のスピードになるほか、山頂駅、3号支柱、及び2号支柱に設置してある風速計が、風速18m/秒が5秒継続した場合、瞬時停止となります。ロープウェイを運行する(株)天元台では、社外研修や、運行マニュアルの見直しなどを実施し、再発防止に努めるとしています。
この日のゲレンデは積雪がなく、滑走不可の状況でした。冬山シーズンの営業は、2020年5月10日(日)まで毎日営業します。
ゲレンデ滑走、リフト運行状況は、(株)天元台まで。TEL 0238-55-2236 又は、http://www.tengendai.jp
(2019年12月3日17:15配信)