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米沢市で年間7トンほどが生産される冬の伝統野菜「雪菜」の素材を活かした新たな食べ方を発掘し、雪菜の魅力を発信しようと、米沢市が主催して「雪菜料理コンテスト」が2月1日、米沢市すこやかセンターを会場に行われました。
昨年12月19日から今年1月17日まで出場者の募集が行われ、レシピは生の雪菜またはふすべ漬を使って調理するもので、雪菜を使った独創的な料理(副菜)として、和洋中は問いません。この日は1月21日に行われた一次審査の書類審査を通過した5人・6作品を実際に調理して、10人の審査員が試食し採点しました。
5人の中には、米沢市立三沢西部小学校5年生の庄司朗(さえ)さんが大人の中で頑張りました。調理分量は4人分で、60分を目安に調理を行いました。作品は未発表のオリジナルレシピです。
審査員は米沢市内飲食店料理人や米沢栄養大学、野菜ソムリエなど10人が、見た目、作りやすさ、おいしさ、アイディアの独創性、素材の特長が生かされているかの5項目で採点しました。
調理を終えた作品は、出場者が審査員を前にレシピの内容の説明を行いました。
審査結果が発表され、グランプリには、髙橋昌子さんの「〜和と洋のハーモニー〜雪菜のジュレピクルス」、準グランプリは、猪野美穂子さんの「タイに雪菜さい!〜雪菜のグリーンカレー風」、上長井雪菜生産組合長賞には、庄司朗(さえ)さんの「ふすべ雪菜の米沢サンドウィッチ☆ピクルスぞえ」が選ばれました。続いて総評が行われました。グランプリには、賞状と賞金3万円が贈られました。
上長井雪菜生産組合長賞に選ばれた庄司朗さんは、書類審査が通過した後、約1週間、今日のために毎日特訓したということで、手際よく調理を行っていました。レシピは自分で考えたそうです。
米沢市は今後、入賞作品のレシピを公開し、家庭での消費拡大を目指します。雪菜は現在、米沢市古志田地区で年間約7トン生産されています。
(2020年2月1日22:00配信)