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2月6日、米沢市内の中学生が議員となり、市長を始めとする市当局に一般質問や決意表明に関する決議を行う「米沢市中学生議会」が米沢市議会議場で開催されました。主催したのは、米沢市、米沢市議会、米沢市教育委員会です。これは中学生が市政やまちづくり、学校や学区の身近な問題などについて質問や提案を行い、市政や市議会への関心や理解を深め、社会に参画する資質や能力を培ってもらおうというもので、米沢市では初の開催となります。当日は、この3学期から生徒会役員になった7校の2年生28名(各校4名)が出席し、「私たちの米沢 私たちの夢」をテーマにしました。中学生議員の質問作成や当日の本議会でのサポートには市議会議員が当たりました。
開会冒頭、中川勝市長が「中学生議会」に期待することなどについて挨拶を行いました。また第二中学校2年の五賀雄大さんが代表挨拶を行いました。本会議では、鳥海隆太米沢市議会議長が議長となり議事を進め、一般質問は各校10分の持ち時間で、はじめは演壇上で中学生議員が質問を行い、市長や市当局が答弁し、その後、質問席から再質問を行いました。一般質問の内容は、「今後の市財政の見通しについて」(第五中学校)、「米沢ブランド戦略について」(第一中学校)、「人口減少やそれに伴う産業の衰退への対策について」(第三中学校)など、現在の米沢市が抱える課題などを取り上げた内容でした。
続いて、各校から「決意表明」が出され、それに対して議員からの意見、最後に表決が行われました。会場では、学校関係者や保護者が傍聴し、質問の様子などを見学していました。出席した中学生議員は、1週間をめどに中学生議会の感想を米沢市教育委員会に提出することになっています。
(2020年2月7日18:15配信)