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第43回上杉雪灯篭まつり(米沢四季のまつり委員会主催)が2月8日~9日まで、米沢市の上杉神社境内・松が岬公園一帯で開催されています。まつりの直前には、待ちに待った恵みの降雪があり、会場周辺一帯は積雪ゼロの状態から一挙に白銀の世界に変わり、まつりを盛り上げました。
初日の8日は、午後5時から鎮魂の丘において、先の大戦での戦没者を慰霊する鎮魂祭が開催され、鎮魂の塔を前に遺族らが祭文や鎮魂の言葉を読み上げ、市民らが次々とロウソクを手向けました。
小雪のため、今年は雪灯篭の規模を大幅に縮小しての開催となりましたが、会場には市内の学校や企業など39団体が42基の雪灯篭を制作しました。「キャンドルゾーン」と「愛のハートイルミネーション」は特に人気のコーナーとなっていました。伝国の杜ピロティーでは、JA下野(しもつけ)産イチゴ「とちおとめ」1,200パックがプレゼントされ人々は行列を作り、美味しいイチゴを手にしていました。
伝国の杜前の丘では、竹あかりや有機ELパネルの雪灯篭、牛乳パックを用いて氷を作り、中にろうそくを灯した「アイスキャンドル」がお目見えしました。また会津絵ローソクゾーンもまつりに花を添えました。
米沢市はオリンピックで香港フェンシングチームのホストタウンとなっていることから、昨年に続いて中華ランタンロードが設置されました。
テント村物産展には、米沢市と友好関係を結ぶ全国各地から40を超える店舗が出店して、集まった人たちは熱々の寒鱈汁や米沢牛の串焼きなどを味わっていました。
初日は午後5時半過ぎより粉雪が舞い始め、夕闇の中で赤々と灯されたロウソクやイルミネーションが白銀の世界に幻想的な光の世界を醸し出しました。
(2020年2月9日14:00配信)