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竹田 歴史講座

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米沢市の開業医が新型コロナ感染、患者54名を診察




 4月29日、米沢市で開業する医師(石橋医院)が新型コロナウイルス感染が確認(山形県で68例目)されたことを受けて中川勝市長らが記者会見を行いました。
 当該医師は、4月16日に山形県で54例目として感染が確認された米沢市在住の30代女性が勤務する医院の院長で、同女性と濃厚接触者となった為、4月16日と4月19日にPCR検査を実施し2回とも陰性でした。ただ4月18日は悪寒と37.2度の発熱の症状がありました。
 医院は4月15日から4月26日まで休診し、4月27日から診療を再開しましたが、4月28日、自身の健康観察のため自院でレントゲン撮影を行ったところ、肺に影を確認し、午後に休診し医療機関を受診し、再度PCR検査を実施したところ、4月29日、陽性と判定されたものです。
 4月27日から28日午前中まで診察した患者は54名です。医師は診察にあたって、マスクとフェイスシールドを着用し、血圧測定等の短時間での診察であり、患者は濃厚接触には当たらないとの見解です。
 診察を受けた患者へは医院から電話で説明を行い、保健所からは健康観察を依頼する予定です。濃厚接触者は、医師の同居家族と医院の職員計5名となります。
 中川勝市長は、患者とは濃厚接触とはならないため過度に恐れることなく、保健所からの指示に基づき健康観察を行って欲しいと述べました。
 PCR検査が2度陰性となった後に、2回目のPCR検査から10日後に陽性となったことは極めて異例と考えられるため、今後の調査が待たれるところです。
 54人の患者の中に米沢市以外の患者がいる場合は、他市町との情報の共有が必要となってきますが、米沢市としては把握していないということで、置賜保健所との情報共有の面での課題も見えてきています。米沢市には4月29日夕方まで、患者から2件の問い合わせがあったということを明らかにしました。

(2020年4月29日20:20配信)