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山形県南の真言宗醍醐派住職が新型コロナ退散祈願





 新型コロナウイルス感染症は世界中に広まり、日本でも死者が700人を越えるなど(5月18日現在)、健康面や、学校の休校、経済などで深刻な影響を及ぼしています。
 このような中で、5月18日、米沢市万世町にある普門寺で、山形県南部にある真言宗醍醐派寺院住職が新型コロナウイルスの退散を祈願する柴燈大護摩(さいとうおおごま)を執り行いました。
 法螺貝を吹きながら住職らが桑山観音のある境内に入り、観音堂を前に祈りを捧げました。次に結界と呼ばれる四角に囲われた護摩壇の中で祈願文を読みあげ、護摩炉に火がつけられました。最後に信徒らは護摩炉の火に体にかざして新型コロナウイルスの退散などを祈りました。

(解説)
 真言宗は834年以来、毎年正月に京都の東寺において、各本山の管長、門跡が集まり、国家安泰、鎮護国家、玉躰安穏の祈願大法要を行っていますが、今回の柴燈大護摩は、真言加持力により一日も早い新型コロナウイルス消滅、疫病退散、景気復興、身体安全の祈願したものです。
 普門寺境内には置賜三十三観音二十四番札所となっている桑山観音があります。永正10年(1513年)の年、大変な疫病が流行り多くの村人が亡くなりました。村のお爺さんがこの場所に植えられてあった大きな桑の木を背にうとうとと寝入った所、夢の中に大きな蛙が出てきて、「京都から修行僧が来るので、頼んで観音様を彫ってもらいなさい。そうすれば疫病は忽ち無くなる」と話したそうです。するとある日、突然、ボロボロの衣を着た修行僧がやって来て、「この辺に桑の木があるはずだが、自分は京都から夢のお告げがあってここに来た」と話したので、お爺さんはとてもびっくりしました。その話は広がって疫病が治るように皆が協力して観音堂が建てられました。中に納められている『聖観世音菩薩』は、令和元年に修繕が済みましたが、室町時代の作だということが判明しています。このような縁起があることから、今回、この普門寺で祈願が行われることになったものです。