米沢市教育委員会が主催する「米沢市中学生Web会議」が5月29日、同教育委員会と市内の中学校7校をWeb会議システムZoomを利用して開催されました。
この会議は、新型コロナウイルス感染症対応により約3ヶ月にわたって臨時休業が行われ、いよいよ6月1日から本格的な授業再開を前に、「中学生たちがこの状況をどのように考え、乗り越えようとしているのか、中学生同士で意見交換することで連携を深め、今できることを精一杯やっていこうという気持ちを育てていきたい」という趣旨で行われたもので、テーマは「今を生きるわたし」としました。
参加したのは各校の生徒会長で、米沢市教育委員会学校教育課、植木修指導主事がコーディネーターとなり、土屋宏教育長が見守る中、1時間にわたって行われました。
はじめに自己紹介を行い、続いて今の気持ちを話してもらいました。生徒たちからは、長期の休業による学習の遅れや受験のこと、修学旅行の実施、生徒会活動、部活動など学校生活での不安や悩みが出されました。
また米沢工業高校が製作し、中学校に配布されたフェイスシールドが紹介され、そこに書かれてある励ましのメッセージに、中学生たちは「思いやりの大切さを感じた、誰かのために仕事をしていきたい」など、自分たちを支えてくれる存在があることに感謝の言葉を述べていました。そして、「自分に何ができるか」という考えていこうと話し合いました。