米沢四季のまつり委員会(会長 中川勝米沢市長)は、6月25日、伝国の杜で令和2年度総会を開催し、「米沢上杉まつり」と「なせばなる秋まつり」の中止を決定しました。
上杉まつり実行委員会では、3月16日に開催した同委員会で、新型コロナウイルス感染症拡大により「米沢上杉まつり」を春から秋に延期することを決定し、その後、3回にわたって開催可否を検討してきましたが、山形県は5月26日、「イベント等の開催に関する基本方針」を発表し、「米沢上杉まつり」や「なせばなる秋まつり」のような全国的又は広域的な人の移動が見込まれるものや参加者の把握が困難なものについては、中止を含めて慎重に検討すること。」というガイドラインを出しました。
これらを踏まえ、同委員会として、開催当日の観客や出演者の「三密」の回避や距離の確保、連絡先の把握・行動管理の徹底が困難である事、出演者の要である学校関係は授業の遅れや夏休みなどが短縮されているため祭りの協力を得ることが難しいこと、感染症の終息が見通せない現状から、観光客の入込み・経済効果が期待しにくいことから開催は困難と判断し、米沢上杉まつりとなせばなる秋まつりの中止を決定したいと提案し、出席者の了承を得ました。
令和2年度の予算は、市民協力金、産業団体協力金の募集を中止し、米沢市補助金3,880万円を主な収入とします。また支出では雪灯篭まつりとして1,450万円を予算化しましたが、1,970万円余りを予備費として、米沢上杉まつりやなせばなる秋まつりの代替事業のために確保しました。代替事業については、現在検討中とのことです。
「米沢上杉まつり」が中止されるのは、まつりが現在の形になった昭和41年以降初めて、また「なせばなる秋まつり」は、平成24年以降初めてのこととなります。