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敬老の日(令和2年9月21日)を前に、米沢市は高齢者に対して敬老の意を表するため、数え年88歳、100歳、及び101歳以上の市民に対して敬老祝いを贈呈します。
9月16日、中川勝米沢市長は今年数え年100歳を迎えた米沢市木場町に住む金澤ミトリさん宅を訪問し、敬老祝金と寿詞を手渡しました。
ミトリさんは大正10年3月、福島県の生まれで15歳の時に理容師を目指して上京し、8年間弟子入りして修行を重ねました。昭和16年に、結婚して子供2人をもうけました。70歳まで現役で仕事をして、その間に、戦後は弟子を13人育て上げ、今も北海道に住むお弟子さんとは交流があるそうです。
些細なことにくよくよせず、戦前、戦中、戦後と苦労したミトリさんのたくましい生き方を披露しました。
戦時中は高円寺に住んで、米軍のB29が上空を飛来する様子を目撃し、日本の戦闘機との空中戦の様子を眺めていたと話しました。
食べ物の好き嫌いはなく何でも食べ、顔つやもよく健康そのものです。今でもタバコを嗜んでいます。昭和29年より毎日日記をつけ、写経もしているということで、美しい字で書かれたノートを見せてくれました。
令和2年9月1日現在、米沢市で米寿(数え年88歳)を迎えた人は計591人(男195人、女396人)、100歳の長寿は計57人(男4人、女53人)、101歳以上の長寿が計102人(男14人、女88人)で、合計では750人(男213人、女537人)で昨年に比べ24人減となっています。
また米沢市の最高齢者は110歳の女性で、男性は104歳です。