今年第108回を迎えた南陽の菊まつりは、10月16日、南陽市宮内にある熊野大社で開園式が行われました。
はじめに菊まつりの安全を祈願する神事が執り行われ、鈴木和他菊まつり実行委員長が挨拶、白岩孝夫南陽市長らが祝辞を述べました。またクラウドファンディング等で集めた資金100万円を南陽菊花生産者を応援する会より菊花会へ贈呈しました。
今年は新型コロナウイルス感染症対策のため、例年2箇所で行なわれているまつり会場を熊野大社周辺のみとし、菊花品評会は中止しました。熊野大社石階段の下の獅子祭場に「巫女ー祈りの舞ー」の菊人形とフラワーアートのコラバレーションした作品を展示しました。菊人形は美尚堂工房の菊地直哉さんが制作したもので、「巫女の祈り」の場面にコロナ収束への思いを込めたものです。またフラワーデザインはサンフラワーの齊藤哲裕さんが担当し、生花やアーティフィシャルフラワーで演出を行い、下部にはパンパスと呼ばれるイネ科の植物を使用して伝統の菊人形が一際引き立つ工夫を凝らしていました。
熊野大社参道には玉菊200鉢が並べられ、来場者の目を楽しませていました。南陽市役所や赤湯駅、市内の小中学校などの施設には大菊が展示されます。また南陽菊花会は、熊野大社、赤湯駅、漆山公民館で「菊花ミニ展」を開催します。
南陽菊まつりの開催期間は、10月16日から11月8日までとなっています。菊まつり会場では、菊見だんごや南陽のフルーツ、菊花が販売されています。