新型コロナウイルス感染症の影響により、中止せざるを得なかった文化芸術鑑賞や体験教室等について、文化庁からの支援を受けたピアノのミニコンサートが米沢市立第七中学校で開催されています。演奏者は、米沢市南原在住のピアニスト福田直樹さんです。
　このミニコンサートは「令和２年度の子供のための文化芸術体験機会の創出事業」の一環として開催されたもので、子供たちが質の高い文化芸術に触れる機会を創り、冷え込んだ文化芸術への関心を取り戻すことを目的としています。１２月１０日は１学年、１２月１４日は２学年、来月１月８日は３学年が対象となります。
　このうち１２月１４日は、２学年の生徒計７０人余りが３校時と４校時に分かれて鑑賞しました。生徒たちはピアノの周りにコの字型に着席し、演奏前に福田直樹さんから曲目の解説を聞き、その後、目の前の演奏から醸し出された美しい音楽に聴き入っていました。
　３校時はベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」、４校時はムソルグスキーの「展覧会の絵」など、３０分を超える大曲が演奏されました。演奏後は、福田さんに対して生徒から質問が出されました。