令和3年1月7日告示、同24日投開票される山形県知事選挙で、立候補を表明している新人で、前山形県議会議員、大内りか氏(57)=自民、公明推薦(12月28日現在)=の「県政を語る会」が、12月17日午後3時から米沢市のグランドホクヨウで開催され、約50人が参加しました。
はじめに、山形県議会議員の渋間佳寿美氏、前山形県議会議員の後藤源氏、衆議院議員鈴木憲和代議士が挨拶を行いました。
続いて、大内りか氏が平成19年に初当選以来13年間の県議会議員の経験や活動を踏まえ、現状の吉村県政の課題を述べました。その中で、山形県の人口減少率や、若年女性の県外流出率が全国ワースト1であることなど、いろいろな面で県政が停滞しているとして、県民や全国と世界から「選ばれる山形」の実現を図る決意を述べました。
最後は、頑張ろうコールで会を閉じました。
「大内りか氏の発言要旨」( )は編集部の補足
山形県がやらなければならないのは、ここで生まれ育った若者や女性が、ここで働き、結婚して、子供を産み、楽しい子育てができる環境を作っていくこと。女性が(山形県を)出ていく理由は賃金の格差である。
コロナの先にどんな山形県を目指すべきか、県民に示して次の県政の舵取りを選んで頂くべきだ。自分が目指す県政は「選ばれる山形」。(現在の)山形県はその受け皿になっていない。住みたい都道府県ランキングでは全国46番目で、47番目が原発事故のあった福島県で、(その特殊事情を除けば)山形県が一番選ばれていない。私たちは(山形県を)豊かにしていく土台を作っていかなければならない。
その土台とは、
①遅れている交通インフラを前倒しする。
②安心して質の高い地域医療の体制をしっかりと構築する。
③教育環境を整える。
④県土の強靭化。
この4つを実現する上で、足りないことは国との連携である。国と連携して、情報や財源を持ってきて、遅れた山形県を前に進めていかなければならない。