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米沢市は公共施設等総合管理計画を元に、昨年秋に米沢市営プールのうち飛込プールの廃止方針を打ち出しましたが、これに対して、2月4日、米沢水泳連盟の髙橋大二郎会長らが米沢市教育委員会スポーツ課の佐藤幸助課長を訪れ、水泳連盟が存続の要望書、保護者会が存続を求める署名簿をそれぞれ提出しました。
要望書では、国民体育大会などの各種全国大会で、米沢市の歴代飛込選手がこれまで輝かしい成績を果たせたのは、「米沢市の絶大な支援と市営飛込プールでの練習を重ねてきたことや、県内唯一の施設であることから廃止方針の見直しを強く要望する」と述べています。保護者会は昨年秋から2月3日まで飛込プールの存続を求める署名を行い、県内外から15,000名余りの署名簿が集まりました。
米沢市は、電気料、水道料、薬剤など、市営プールの年間維持費が人件費を除いて約1,200万円を要していますが、そのうち飛込プール分は約400万円としています。飛込プールの利用者は、令和元年度で延べ400人となっています。
米沢市の水泳プール施設は67国体に合わせて1990年に建設され、すでに30年が経過し、今後、数億円規模での大規模改修が予想されることが背景にあり、現在どのような補助メニューがあるか調査を行っています。飛込プールは山形県内で米沢市営プールの1箇所であることから、この問題は米沢市だけの問題ではない広がりを見せています。