若者と政治を結ぶ活動に取り組む全国組織、NPO法人ドットジェイピーの活動に参加する大学生が、3月25日、高畠町役場で渡部冨士男副町長を前に、「若者が高畠町に住みたいまちにする」ための政策提言を行いました。
この政策提言は、ドットジェイピーが主催する「未来自治体全国大会2021」の一環として行ったもので、30年後の理想の自治体を実現するための政策と予算案を考えようとするものです。
提言を行ったのは、高畠町議会議員の山木由美さんの元で指導を受けている山形大学と米沢女子短期大学の大学生4人です。まず「地域の良さを残しつつ発展しているまち」というビジョンを提案しました。現状分析として、高畠町の若年層の人数を2020年の12000人余りから2045年の6700人という予想をあげました。その原因として、仕事がない、環境が整っていないと分析しています。他に、山形県出身の四大卒の県内就職率が23.7%で、原因に、県内にある職種についての認知度が低いことをあげました。
それらに対して、町の企業と連携した就職支援を行い、Uターンした若者への町民税の3年間免除などの提案を行いました。5年間での政策提言の係る予算は合計43億円で、うち自治体負担額は18億円余りと説明しましたが、渡部副町長よりは、「予算額の算出にあたってアパートの家賃はどのように計算したのか」などの質問が出されました。
各県での最優秀チームは、3月28日20:00~22:00に「選挙ドットコムちゃんねる」で開催される「未来自治体全国大会2021オンライン全国決勝大会」で発表し政策を競います。