川西町玉庭に在住する神尾緑さん(94歳)は、4月13日、川西町玉庭にあるNPO法人玉庭いこいの里で開催された「いきいきサロン」で、完成した紙芝居を披露しました。
緑さんは昨年8月29日、息子さんの昌平さんと畑での作業を終えて帰宅しようとした際、電線に止まっている燕の大群を見つけました。緑さんは玉庭にお嫁に来てから70年近くになりますが、このような景色は初めて見たといいます。その時の印象がとても強烈に残ったため、昨年9月上旬に小さなメモ帳に絵を描き、畑で交わした昌平さんとの会話をその中に書き込みました。
昨年12月、昌平さんが66歳という年齢で急逝しました。緑さんはその絵の中に、昌平さんとの思い出がびっしりと詰まっているように感じています。その絵を友人に見せたところ、「素晴らしいお話なので拡大して紙芝居にしたらどうか」とのアドバイスを受け、A3サイズに拡大して台紙に貼り、裏にワープロした文章を貼り付けて今年3月下旬に紙芝居が完成しました。