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今年創立45周年を迎え、3月に「やまがた公益大賞2020」を受賞した南陽8ミリクラブは、それらを記念して、4月18日、えくぼプラザ赤湯公民館で、「ふるさとを映す作品上映会」を開催しました。
同会は昭和52年12月に結成し、現在、会員数は12名です。南陽市の自然や文化、人々の暮らしや伝承行事など、後世に残すべき宝を映像で記録し教材として残していこうと、「創る、見る、活かす、広げる」というキーワードで活動を続けてきました。
同クラブが制作した作品は、発足当初はクラブ名にあるように8ミリカメラでの撮影・編集でしたが、昭和62年からはビデオテープレコーダーに切り変わりました。同クラブはこれまで70作品を世に送り出してきましたが、そのうち17作品は、山形県自作視聴覚教材コンクール最優秀賞を受賞しています。
続いて、同クラブが令和2年度に制作した「ふるさとの名湯 赤湯温泉の謎」のDVDが、南陽市観光推進会議に25セット、赤湯財産区と赤湯地区ふるさとづくり推進会議に各1セットが贈呈されました。
作品上映では、「ふるさとのクラフトデザイナー 芳武茂介」、「ふるさとの名石工 吉田善之助」、「百年先まで残したい風景」、「ふるさとの名湯 赤湯温泉の謎」の4作品の鑑賞が行われました。
「ふるさとのクラフトデザイナー 芳武茂介」は、宮内町(現南陽市宮内)に生まれ、東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業後、商工省に勤務の傍ら、デザインによる工芸の再建を目指し、日本デザイナー協会(現日本クラフトデザイン協会)を設立した人物です。南陽市の名誉市民ですが、南陽市民でも芳武茂介の功績を知っている人が少ないことから、伝統工芸などモノづくりに焦点を当てその再生を目指し、芳武茂介の人物とその作品に光を当てたものとなっています。平成30年度山形県自作視聴覚教材コンクール最優秀賞受賞作品となりました。
同クラブでは、一部の作品を除き、制作した作品をDVD版にして貸し出しを行っています。