newtitle
 
画像03が表示されない

画像04が表示されない


竹田 歴史講座

▲トップページへ戻る

書家寺島玉史さんの傘寿記念個展、ナセBAで5月5日まで



 

 米沢市在住の書家、寺島玉史さんが4月30日(金)から5月5日(水)まで、第20回「寺島玉史傘寿記念個展」をよねざわ市民ギャラリー「ナセBA」で開催しています。
 この4月に満80歳を迎え、作品制作への意欲はますます盛んです。会場はナセBAの一階フロアをすべて借り切っての開催で、これまで40年余りの間、書きためてきた書と絵の作品280点が会場狭しと一堂に展示されています。
 第一章では、書の道のりとして、昭和30年頃の高校生時代のお習字を皮切りに、1980年以降、書道教室での指導の傍ら、漢詩や仮名など一筆入魂で打ち込んだ迫力ある作品が会場に展示されました。顔真卿の臨書、そして宮島詠士の臨書など、一世を風靡した書家の書風を忠実に再現し、作者が今に生きて書いたような臨時感を感じさせる見事な出来栄えです。
 また第2章では、寺島玉史さんがフランス、スイス、スペイン、ロシア、エジプトなど、海外を旅してスケッチした作品や、マザーテレサ、菩薩の宗教画、孫たちを描いた絵、龍や馬を描いた水彩画、自身や孫の彫刻など、寺島玉史さんの多彩な才能を垣間見る作品の数々です。
 寺島玉史さんは、昭和16年に生まれ、小学校4年生の時に書道を習い始め、中学校2年生の時に玉史の雅号をいただきました。まさにその生涯は芸術一筋に生きてきたと言っても過言ではありません。平成18年度米沢市芸術文化協会功労賞、平成18年度松が岬賞などを受賞しています。寺島玉史さんのスケールの大きな作品をぜひ味わっていただきたいと思います。今回の個展に合わせて、傘寿記念作品集2021を発行しました。
 入場無料となっています。