長井市役所庁舎と山形鉄道株式会社(フラワー長井線)長井駅が一体となった建物がこのほど完成し、5月6日に「長井市新庁舎開庁式」、5月8日に「新長井駅オープニングイベント」がそれぞれ開催されました。
このうち「新長井駅オープニングイベント」では、同日午前10時から長井駅の市民交流ホールで、近隣2市2町の首長や市議会議長、観光協会会長ら約30人が出席して、オープニングセレモニーが行われました。
内谷重治長井市長は、「通勤・通学者の貴重な足として守ってきた。次の世代までしっかりと引き継いでSDGsの時代に不可欠な地域交通である」と述べました。
昭和63年、山形鉄道(株)が設立された際、路線名公募で「フラワー長井線」と命名した米沢市在住の笈掛昇さんが「桜の苗木」の贈呈しました。
当日は日本航空株式会社で、ふるさとアンバサダーとして活動する髙瀨雅子さんが1日駅長に任命されました。続いてテープカットを行い、新駅舎のオープンを祝いました。
1日駅長より、訪れた人に紅白饅頭が配られたほか、長井駅前の道路スペースに、飲食やお土産などのブースが25店舗出店して賑わいました。また「長井市役所新庁舎・新駅舎探検隊」と称してのイベントが開催されました。
長井駅は、大正3年に長井線が開通を機に開業し、昭和11年に2度目の改築、そして今年3度目の改築となります。山形鉄道株式会社は、昭和62年、旧国鉄の長井線廃止に伴い、山形県と沿線の2市2町で作った第3セクターの鉄道です。長井市役所と長井駅が一体となった建物には、山形鉄道の本社が賃貸で入居しています。日本初という施設で人気を呼びそうです。