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竹田 歴史講座

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(株)ナウエル、東京第一ホテル米沢等施設の営業終了へ



 

 株式会社ナウエル(代表取締役社長 酒井登氏、米沢市)は、6月1日、東京第一ホテル米沢で、酒井登社長らが記者会見を開き、同社が運営する「東京第一ホテル米沢」(米沢市)、および「グランパリスパーティーリゾート」(長井市)を、令和3年9月30日をもって営業の終了を発表しました。
 その理由として酒井社長は、新型コロナウイルス感染症による売上減少という未曾有の経営環境を受けての苦渋の決断とし、今後はこれまでの冠婚葬祭業に加え、訪問介護や家事代行サービスの新事業をスタートしながら、「グランドホクヨウ」(米沢市)に経営資源を集中して難局を切り抜けていく方針を説明しました。
 同社の売上は、東京第一ホテル米沢が、令和元年度(平成31年3月〜令和2年2月)が4億2,400万円に対し、令和2年度(令和2年3月〜令和3年2月)が1億6,200万円、「グランパリスパーティーリゾート」が令和元年が4,500万円に対し、令和2年度が480万円と両方の合計では64%減、ブライダル事業全体では令和2年度実績は対前年比75%減と大幅な減少に見舞われました。

 東京第一ホテル米沢は、建設から33年が経過し、耐震強度には問題はないものの、老朽化が著しく、今後運営を継続するためには、空調、排気などの改修費用に数億円が見込まれると述べています。
 酒井社長は、互助会員より預かる前受金は、法令にしたがいしっかり保全されているとし、今後も役務の提供には支障はないと述べ、各葬祭ホールはこれまで同様の運営を続けるとしています。
 3施設の常勤スタッフは44名、非常勤スタッフは74名で、営業終了する2施設の専属スラッフも配置転換で仕事が継続できるようにするとしました。

 東京第一ホテル米沢は、昭和63年10月に開業し、平成23年に株式会社ナウエルが買収し運営しています。客室数は62室、ほかに宴会場が大小8会場、レストラン2店舗を有し、平成15年に山形県で開催された第18回国民文化祭の際には、当時の皇太子殿下妃殿下(現令和天皇)ご夫妻が宿泊され、米沢を代表するシティホテルとして親しまれています。
 長井市にある「グランパリスパーティーリゾート」は、平成3年9月に開業し、大中宴会場が2会場、ほかにチャペル1棟を有しています。
 東京第一ホテル米沢に関しては、来年度に売却又は取り壊し、グランパリスパーティーリゾートは、用途変更ついて検討し、決定したいとしています。現時点では東京第一ホテル米沢の売却先は決定していません。両施設の10月以降の予約者に対しては、連絡を取り代替案を提示して誠心誠意対応していくと述べました。

 営業終了に伴う問い合わせ(利用・予約を除く)
  本社 管理事業部 TEL 0238-22-1234
  問合せ対応時間 10:00 ~ 17:00(平日)