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米沢市歯科医師会(鈴木基会長)は、6月2日、米沢市医師会館を会場に歯科医師会としては県内初となる新型コロナウイルスワクチンの接種研修会を開催しました。
4月26日、厚生労働省は筋肉内注射の実技研修を条件に歯科医師がワクチン接種を行える通知を出しました。これを受けて、米沢市歯科医師会は、米沢市に申し入れを行い、この日の研修会に至ったものです。
米沢市は、6月19日から7月25日まで毎週土・日に、グランドホクヨウを会場に集団接種会場を追加して、高齢者の集団接種を行い、7月末までの高齢者の接種率を80%から85%に拡大しようとしています。同歯科医師会医師は、この集団接種会場での打ち手として、現在、調整が進められています。
当日の研修会には、米沢市歯科医師会会員34人が参加し、事前研修として研修動画を受講した後、米沢市立病院看護師を講師に実技研修が行われました。
はじめに「接種ロールプレイ」が行われ、接種の打ち手である看護師と接種を受ける高齢者役が実際に即して模擬的な接種訓練をおこないました。看護師は、注射針は肩の上部より指四本分下の位置に垂直に刺すことなどを説明しました。
次にグループに分かれて、歯科医師らが互いに接種の訓練をおこないました。筋肉に見立てたダミーを腕に巻いて、筋肉内に注射を行う手技を学びました。普段、歯肉注射には慣れている歯科医師ですが、この日は緊張した面持ちで真剣に研修に励んでいました。