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竹田 歴史講座

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初代山形県令三島通庸を大河ドラマに、米沢市で設立総会



 

 明治初期に、米沢と福島を結ぶ道路「萬世大路」をはじめとする山形県の近代化を進めた偉大な功績を、NHK大河ドラマに推薦することを目的に活動する「初代山形県令三島通庸をNHK大河ドラマに推薦する米沢市万世会」が、6月6日、米沢市万世コミュニティセンターで40人が出席して設立総会がおこなわれました。
 はじめに同準備会会長の梅津幸保氏が、「明治9年に置賜県、山形県、鶴岡県が統合され、大山形県となり、三島通庸が初代県令となり、道路改修を最優先に県内の道路整備と隣県へ通じる峠道の開削、橋梁に取組、現在の山形県の道路ネットワークの原型ができた」とし、「その偉業は令和2年に『未来に伝える 山形の宝』に登録され、三島県令の指導力と実行力を国民に広く知っていただくよう、NHK大河ドラマに三島通庸を主人公に取り上げてもらいたい」と設立の趣旨を述べました。

 続いて設立総会を開催し、規約、役員、事業計画と収支予算を決定しました。会長には、歴史の道土木遺産萬世大路保存会会長の梅津幸保氏を選任しました。会員数は団体・法人6、個人108の計114会員となっています。
 今後の活動としては、県内の自治体、福島、栃木、鹿児島等の関係団体への呼びかけ、広報誌、機関紙の発行、研修会や講演会の開催、萬世大路開通140周年記念イベント等への協力をあげています。
 続いて、寒河江市在住の歴史研究家、小形利彦氏が「明治天皇御巡幸140周年『萬世大路御通輦(つうれん)と県令三島通庸』」と題して講演を行い、明治14年の明治天皇の山形県御巡幸がどのように行われたか、日時と通過地点、三島通庸の経歴、萬世大路建設にあたっての経費や負担割合、栗子トンネル開鑿にあたって使用したアメリカ製のドリル、米沢市内での御行幸の様子などを説明しました。