日時:令和3年7月6日11時〜
場所:米沢市内
インタビューアー:米沢日報デジタル 成澤礼夫
「インタビュー内容」
1. 本日は、米沢市にある伝国の杜でのコンサート当日のお忙しい中、インタビューにお時間を割いて頂き誠にありがとうございます。昨年来の新型コロナウイルス感染症により多くの芸術活動に制約が出ておりますが、音楽活動もその1つであると思います。この1年半をどう過ごされて、どんなことを考えておられましたか?
2. 数年前ですが、私は伝国の杜で行われた梯剛之さんのコンサートを、ほぼ10年ぶりに聴かせて頂きました。ショパンを中心とするプログラムでしたが、その演奏からはショパンの音楽が持つ深い情感、芳醇な香り、艶のある重厚な響きといったものが伝わってきて、ピアニスト梯剛之さんの円熟の境地といったものを感じました。
梯剛之さんは年齢的に40代に仲間入りしましたが、演奏家として作曲家やその音楽に対して、年齢を重ねるに従ってどのような向き合い方に変わってきましたか?
3. 梯剛之さんのコンサートでは、演奏前にピアノの傍に立って梯剛之さん自らが作曲家、作品への思い、作曲された時代背景などをたっぷりと解説してくださいます。作曲家や作品に対してあまり馴染みがない方にもとても参考になりますし、クラシック音楽へのハードルも低くなる効果があるように思います。梯剛之さん流ともいえるこのコンサートスタイルもすっかりお馴染みとなりました。ある意味、音楽演奏と言葉での二重奏ともいえるものですが、そのような方法論に込めた思いとはどんなものでしょうか?
4. オーストリアのウィーンは、モーツァルト、ベートーヴェンをはじめ、多くの音楽家がその都に魅了され、そこで生涯を終えました。梯剛之さんも日本の小学校を卒業後オーストリアに渡り、ウィーン国立音大準備科に入学されたという事ですが、梯剛之さんにとって音楽の都ウィーンとはどのような町ですか? そこで学んで良かったことや、そこで体得した音楽性とはどのようなものですか?
5. これまでクラシック音楽を紹介するDVDを全国の小学校や特別支援学校など贈る活動などに取り組まれてきました。音楽を通して子供たちとどんな関わりを持ち続けたいですか?
6 今後、どのような音楽家を目指していきたいですか? 併せて、将来の夢もお聞かせ下さい。