山形県の県花である紅花は、江戸時代、紅餅などに加工されて、染色や口紅の材料として京都に送られ、最上川流域の諸藩にとって重要な産業でした。山形県では、このような歴史と伝統、魅力ある紅花を「世界農業遺産認定」に向けて県内外に発信し認知度を高める取り組みを行っています。米沢市も独自の取組を展開することで、次世代への継承と地域社会や経済への活性化を目指すことを目的に、6月16日、「最上川源流よねざわ紅花まつり実行委員会」を設立し、その事業の一つとして、7月17日・18日の2日間、初となる「最上川源流よねざわ紅花まつり」を、直江石堤の対岸にある海老ヶ沢べにばな愛ランドで開催しました。
初日はオープニングセレモニーが行われたほか、紅花の歴史や魅力を紹介する紅花トークショーが開催されました。また2日間にわたって開催されたステージイベントでは、米沢民謡一家や愛の武将隊などが出演してまつりを盛り上げました。会場では紅花摘み、紅花染め、刺し子、竹あかりづくりの各体験コーナーや、紅花料理試食ブースでは紅花若菜や色素を使った様々な紅花料理が提供されました。
17日夜には、紅花畑がライトアップされ、竹あかりの幻想的な雰囲気と月の光の下で、米沢市南原在住のピアニストで、米沢市IJU(移住)応援大使の福田直樹さんがピアノ演奏が披露しました。
紅花まつり2日間の来場者は、初日のピアノ演奏の夕べに約200人を含む、約1,000人でした。