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竹田 歴史講座

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上杉博物館「鷹山シアター」で3月29日から新作上映


 

 米沢市上杉博物館常設展示室「鷹山シアター」で令和4年3月29日から新たな映像が追加されることになり、3月28日、上映開始を前に関係者で試写会が行われました。
 新たな映像は、平成13年に開館した同館が今年度20周年を迎えた記念と、米沢市の文化振興や情報発信を高める目的で制作されたもので、昨年6月に実施された公募プロポーザルで業者選定を受けた東京都港区にある(株)乃村工藝社が制作したものです。
 前作「上杉鷹山の闘い」では、鷹山が藩主在任中の前半に行った「明和・安永の改革」とその苦悩を、俳優が演技を行いドラマ仕立てで紹介していますが、新作の「上杉鷹山 ふたたびの改革 ー現在(いま)に語りかける明君の生涯ー」では、鷹山隠居後の後半の「寛政の改革」を中心に、農村の復興を軸に具体的な政策とその成果を資料映像やアニメーションを交えて紹介しています。
 上映時間は約16分で、鷹山が隠居の立場ながら、自ら率先垂範、倹約や産業の振興を図り、家臣や領民とともに改革に取り組む生涯を見せます。全国的に「明君」という誉れ高い鷹山の人物像をアニメーションを通して分かりやすく説明していることから、小学生などにも教育的な効果が期待されます。ナレーションは、米沢市出身の俳優、眞島秀和さんが出演しています。
 「鷹山シアター」では、毎時00分から新作、30分から前作を交互に上映し、新作の初回上映は、3月29日午前10時からとなります。また映像は字幕なし、日本語字幕、英語字幕、日本語字幕・英語字幕併記の4パターンがあり、海外からの訪問者にも理解してもらえるようにしました。
 上杉博物館の令和3年度の入館者数は5万1千人の見込みですが、新作の上映によりリピーターや新たな入館者の呼び込みにも一役買いそうです。