南陽市にある烏帽子山八幡宮で、4月18日、建立以来120年を迎えた大鳥居で、毎年1度行われる注連縄の掛け替えが行われました。
新しい注連縄は赤湯小学校6年生児童101名の鼓笛隊が先導して、午後1時に市内赤湯北町を出発し、清水町、本町、表町などを回り、会員が注連縄を担いで八幡宮へ通じる急な石階段を登り、掛け替えをする大鳥居に到着しました。
はじめに注連縄掛け替えの安全を祈る神事が行われた後、法被を着た注連縄保存会会員2人が梯子を掛けて大鳥居に登り、2台の滑車を使って古い注連縄を降ろし、次に新しい注連縄を引き上げて左右で固定しました。重さが約300kgある注連縄は、注連縄保存会会員が冬期間に作ったもので、縄の中に番線を入れて強度を保っています。掛け替えは1時間で無事に終了し、掛け替えが終わると、その場にいた人たちから拍手が舞起こりました。
当日、烏帽子山の桜は満開を迎え、観光客の姿も見えて観光シーズンの到来を感じさせました。