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竹田 歴史講座

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米沢上杉まつり、最終日に川中島合戦


 

 新型コロナにより3年ぶりの開催となった米沢上杉まつりは、5月3日、まつりのハイライトである川中島合戦が行われました。
 午前に行われた上杉行列では、市内7小学校の鼓笛隊と上杉松岬両神社の「おみこし渡御」が午前9時30分に南部小学校をスタートし、市内をパレードしました。
 午前10時30分からは、甲冑を着た武者や鉄砲隊、馬上の上杉謙信などの「上杉軍団行列」が興譲小学校をスタートし、川中島合戦が行われる松川河川敷に向けて威風堂々の姿を披露しました。今年、上杉謙信役を務めたのは、高畠町在住の佐々木謙介さん(49)です。
  午後2時からの「川中島合戦」に先立ち、中川勝米沢市長が挨拶を行いました。
「川中島合戦」は、永禄4年(1561)秋、上杉謙信と武田信玄の間で行われた戦国史上最大の死闘といわれ、この戦いを上杉軍260人余り、武田軍200人余りで再現しました。
 はじめに戦勝祈願として、武田軍では「三献の儀」、上杉軍では「武てい式」を行い、弓矢や火縄銃を発射して合戦の幕が落とされました。両軍の迫力ある火縄銃が発射されると会場には大きな音が響き渡り、観客からは盛んに拍手が送られました。
 白馬上の謙信がただ一騎で武田の本陣に乗り入れ、謙信が太刀を振りかざして三度信玄に切りつけ、信玄はそれを軍扇(ぐんせん)で受ける「三太刀(みたち)」のシーンが再現されました。武田軍の別働隊が松川の川を渡り、合戦に加わりました。
 合戦が終了すると、上杉、武田両軍の武者と一緒に観光客が記念撮影を行っていました。
 この日は朝から晴天に恵まれ、米沢市での最高気温は14.7℃と行楽日和となり、主催者の米沢上杉まつり実行委員会は、上杉行列に5万人、川中島合戦に4万人の計9万人、また米沢上杉まつり期間中の4月29日から5月3日までの人出は17万7千人(平成31年は38万1千人)と発表しました。