![]() |
米沢市出身で、現在、千葉県松戸市にアトリエを構えるオザキ・ユタカ氏の個展が6月21日から6月26日までよねざわ市民ギャラリー「ナセBA」で開催されています。
同氏は1949年、米沢に生まれ、山形大学教育学部美術科を卒業後、1976年にスタートした米沢アンデパンダン展創立代表となり、以来、同展で作品を発表してきました。
個展は34年ぶりで、「私の道・昨日そして今日」と題した今回の展覧会には、F100までの32点が展示されました。
会場には、人物や風景などの抽象的な世界が溢れ、「家族、不安の中で」では、黄色の色彩を用いて不安な世の中、家族関係などを見事に表現したほか、バーコードを描いた作品や金魚の泳ぐ様など、色彩やデザインが単純化された中に、抽象的な世界と現実の世界が絡み合っているような雰囲気を醸し出しています。
オザキ・ユタカ氏の作品は、テーマにバラエティーがあり、それはスタイルが一定せず、変化の連続だったことや、進行形であり、いつも自分を探してきたことの表れと本人は述べています。