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竹田 歴史講座

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難病の演歌歌手木田俊之さんの歌が映画主題歌に


 

 難病である筋ジストロフィーと闘い続けながら、これまで演歌歌手として芸能活動を行ってきた木田俊之さん(みちのくレコード所属)は、昨年開催された東京パラリンピック2020向けに応援歌『心のつばさ』をリリースしました。それはパラリンピック委員会の広報活動で取り上げられ、障がいを乗り越えて参加した各国のアスリートたちに大きな希望と勇気を与えました。
 このほど、木田俊之さんが歌う『心のつばさ』を主題歌にした映画『心の詩〜扉のむこうに〜』が完成し、7月22日、米沢市舘山にある舘山寺で試写会が行われました。これは同寺の山口卓道住職が木田俊之ファンクラブ会長ということから実現したもので、当日はこの映画のプロデューサーである藤井学さんや映画に出演した俳優の武智大輔さん、藤嶋翔大さんが挨拶を行いました。当日は約30人が映画を鑑賞しました。
 
 映画のストーリーは、妻と子供3人からなる父親が、突然、翌月に家族を公園に誘うというところから始まります。それまで単身赴任で、家族を顧みず外では違う一面で人付き合いをしていた父親が突然見せた誘いに家族は戸惑います。しかし、父親はその日を目前に急逝してしまいました。遺品の荷物の中にあったアパートの鍵をめぐって、いろいろな憶測や疑惑を持ちながらその理由を探し求める子供たちや家族の葛藤が描き出してます。最後には一つ一つの疑問を解いていくと、その理由が分かって涙するという感動の物語となっています。映画のエンディングでは、木田俊之さんが歌う『心のつばさ』が流れ、堂々とした張りのある歌声が映画を締めくくり、より感動的なものになっていました。上演時間は70分です。
 映画には渡辺裕之さん・原日出子さん夫妻が出演していますが、渡辺裕之さんは今年5月に亡くなり、映画上映後に追悼の言葉や出演した映画が紹介されました。映画は今年の夏以後、全国で劇場公開される予定となっています。

写真提供(渡辺裕之):株式会社 F& T DIRECT