山形県の県花である紅花は、江戸時代、紅餅などに加工されて、染色や口紅の材料として京都に送られ、最上川流域の諸藩にとって重要な産業でした。このような歴史と伝統を持つ紅花を、現在、山形県は「世界農業遺産認定」に向けて取り組んでいます。米沢市も独自の取組を展開することで、次世代への継承と地域社会・経済の活性化を目指そうとしています。
7月16日、米沢市関根にある米沢市山上コミュニティセンターを会場に、「最上川源流よねざわ紅花まつり」が開催されました。
午前10時からのオープニングでは、「最上川源流よねざわ紅花プロジェクト推進協議会」会長の中川勝市長が挨拶し、続いて米沢民謡一家が勇壮な太鼓を披露しまつりに華を添えました。
やまがた愛の武将隊、山形大学花笠サークル「四面楚歌」などが、ステージイベントを繰り広げ、会場を盛り上げました。また紅花染め、刺し子、竹あかりづくりなどの各体験ブースや、加工品・農産物、紅花販売などが行われたほか、昔遊びのコーナーなどで賑わいました。
同日午後5時からはライトアップコンサートとして、米沢IJU(移住)応援大使の福田直樹さんのチェンバロ演奏、敬師太鼓・鷹の鼓(つづみ)、和太鼓篠笛が演奏され、その後は20分間にわたり1800発の花火が打ち上げられました。