newtitle
 
画像03が表示されない
画像04が表示されない


画像04が表示されない

竹田 歴史講座

▲トップページへ戻る

インド人女性研究者、「原方刺し子」の調査研究で来米沢


 

 米沢市門東町にある「刺し子工房 創匠庵」で、「原方刺し子」を指導する遠藤きよ子さんの元に、9月14日、インドから日本の刺し子を調査研究のため来日した女性研究者が訪れ、米沢の「原方刺し子」の歴史やその技術を学びました。
 この日訪れたのは、マニート・カウルさん(ニューデリー在住、40歳)で、西ベンガル州にあるタゴール国際大学に学び、インドの伝統的染織物のデザイン研究で博士号を取得しています。
 今回、「国際交流基金・石橋財団・国際交流基金 現代美術キューレーター等交流事業」の支援を受けて8月22日に来日し、青森市、弘前市に続いて、米沢市を訪問しました。マニートさんの大学時代の日本人の友人が、米沢市で活動する「ざいご太郎塾」(金田江里子代表)に連絡を取り、遠藤きよ子さんの「原方刺し子」で調査研究をすることにしたものです。
 はじめに遠藤さんから、お嫁に来て織物工場で使用する雑巾作りがきっかけで、その後原方刺し子を始めることになった経緯などを聞きました。
 次に遠藤さんの指導を受けながら、10センチ四方の布に実際に原方刺し子を体験しました。刺し子の糸の通し方やデザインにとても興味を感じているようでした。
 マニートさんが持参したインドの刺し子は、曽祖母が100年以上前に結婚式のために作ったというもので、そのデザインや赤い色がとても印象的です。
 米沢市の次に遊佐町、飛騨高山、淡路島などを訪問予定で、日本には10月17日まで滞在します。