米沢市は、米沢駅利用者の利便性の向上と利用の増加を図ることや、山形新幹線米沢〜福島間のトンネル整備の早期実現に向けた機運の醸成、テレワークができる仕組みの構築により、市内進出企業と移住者の増加を目指すことなどを目的に、1月25日、米沢駅2階にコワーキングスペースをオープンします。
オープンに先立って、1月24日、オープニングセレモニーが行われ、中川勝市長がコワーキングスペースのオープンに至る経過や効果についての期待を述べました。
完成したコワーキングスペースは、米沢市が3,550万余りの事業費で整備したもので、半分は交付税措置となります。山形県内では山形市、新庄市に次いで3番目で、床面積は103.40㎡で、コワーキングスペース席が25席、パーソナルブース2台、他にWi-Fi、電源設備が設置されています。セミナー等の開催時は、レイアウトを柔軟に変更できるほか、内装やメインテーブルには米沢産杉を使用して木の香りや温もりが感じられる空間を作りました。また市内ものづくり企業・部品の展示や観光物産、移住に関する情報発信コーナーなど、利用者と米沢のひと・ものが繋がる機会も提供しています。
米沢市内の企業、アルス株式会社(髙橋風人代表取締役社長)は、コワーキングスペースに使用された窓(木製サッシ)を、株式会社網代建設(網代正行代表取締役社長)は、机(米沢市田沢産の杉材)と椅子を寄贈し、中川市長が両社に対して感謝状を贈呈しました。
利用時間は午前9時から午後8時までで、利用料金は一般が2時間300円、1日500円、1か月3,000円、6か月15,000円で、高校生・大学生は半分の金額になっています。休館日は1月1日のみです。利用の場合は、置賜広域観光案内センター(米沢駅1階)で受付を行います。コワーキングスペース利用者は、米沢駅東駐車場の利用料金が、2時間30分間無料となるサービスもあります。米沢市では、毎日7人、月間では210人の利用を見込んでいます。
オープニング記念として「第5回ものづくり共創オンラインセミナーが開催されました。
問い合わせは、置賜広域観光案内センター TEL 0238-24-2965 米沢市産業部観光課 TEL 0238-22-5111となっています。