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郷土、地域への愛着を深めてほしいと、中部地区内の名所や歴史、人物などをテーマににした「ご当地かるた」を用いた「第6回雪中かるた大会」が、2月5日、米沢東高校グラウンドで開催されました。昨年は新型コロナのため中止となり、2年ぶりの開催となります。中部地区では、かつて「雪中かるた大会」が行われていて、これを復活させて地区全体が楽しめる冬の行事をしようと、米沢市中部コミュニティセンターが主催しました。
「ご当地かるた」は、平成29年、青少年育成中部地区民会議が1年かけて制作したもので、絵札が縦42㎝、横30㎝、読み札が縦21㎝、横15㎝の大きさで45組あり、ほかにひっかけとしてダミーの絵札が45枚も制作しました。絵は地区内の児童が進学する米沢二中、四中生徒や同地区民会議のメンバーが手分けして、句の内容に合わせた絵を描きました。民法学者の我妻榮、松岬神社、上杉藩の牢屋があった元篭町など、地域の歴史に根付いたユニークな題材のかるたが会場で読まれました。
はじめに開会式が行われて主催者の挨拶や、ルールの説明が行われました。次に、全員で記念撮影を行いました。大会には、9チーム45人が出場したほか、保護者やスタッフなど計90人が集まりました。
ルールは大人2人、小学生から中学生まで3人の計5人が1組のチームとなり、町内単位でチームを編成します。一度に読まれる句は2句で、スタートの合図とともに、出場者は約50メートルほど離れたかるたが置かれた雪中まで、全速力で走りました。雪中には本物のかるたとダミーのかるた各45枚の計90枚が置かれて、かるたの上にはスタッフがスコップで雪をかけて、一部分が見えないように準備しました。かるたの上の雪を手で払いながら、お目当てのかるたを探し当てるとゴールに向かって走りました。かるたがすでに取られた場合はお菓子のバーを持ち帰っていました。
チームが持ってくることができるのは1句だけで、1位のチームには20点、2位が15点、ひっかけとして制作したダミーの絵札1位が10点、ダミーの絵札2位が5点で、5人の得点を合計して上位3チームに賞品が与えられました。