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竹田 歴史講座

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米沢藩幕末の志士雲井龍雄銅像建立除幕式(常安寺)




 戊辰戦争の際、新政府軍に対して奥羽越列藩同盟軍が結束する上で重要な理論的根拠となった「倒薩之檄」を書いて、薩摩の掲げる明治維新の大義を根底から否定したことで知られる米沢藩幕末の志士雲井龍雄の銅像建立除幕式が、5月20日、雲井龍雄の墓がある米沢市城南5丁目の常安寺で行われました。
 はじめにこの銅像を建立したNPO法人雲井龍雄顕彰会の屋代久理事長がこれまでの経緯を述べ、寄付をされた方々へのお礼の言葉を述べました。
 銅像の高さは160センチあり、左手に太刀を後方に、右手は雄弁を表す身振りとして表現され、雲井龍雄の生涯を一瞬の姿として表わし、「剣から言論へ移行する姿で象徴」されたものとなっています。表情は希望の光をたたえた眼差し、気迫を込めた口元で表現しています。銅像を囲む壁面には、雲井龍雄の生涯、辞世の句、寄付者名などが掲示されました。
 雲井龍雄の思想や漢詩などを全国に発信するものとして、また米沢市の新たな観光名所として期待されています。