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竹田 歴史講座

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鷹山公の教えなどを顕彰、第10回なせばなる秋まつり




 米沢市松が岬公園、伝国の杜周辺で、9月23日(土)と24日(日)の両日、第10回「なせばなる秋まつり」が開催されています。このまつりは、米沢藩第9代藩主上杉鷹山公の教えや殖産振興を顕彰し、イベントの開催、米沢の美味しい食を提供することなどで、秋の賑わいを創出しようとするものです。
 初日の23日は、午前10時からオープニングセレモニーが行われ、主催者の中川勝米沢市長の挨拶、鏡開き、上杉小町任命式、続いて米沢民謡一家による開幕太鼓でまつりがスタートしました。
 午前11時からは、鷹山公らを祀る松岬神社において上杉家第17代当主の上杉邦憲氏らが参列して、松岬神社秋季大祭が行われました。
 置賜の庭(伝国の杜西側)では「草木塔祭」が開催され、山伏によるご祈祷に続いて、観客に「ばんだい餠振る舞い」(50食限定)が行われました。
 置賜地域の地元食材を使用したオリジナル丼をお客様に楽しんでもらう第14回「米沢どん丼まつり」には10業者12品目が出品、2日間で5,000食以上の販売を目標にしています。特に、今年は米沢商業高校生のアイディアをもとに、米沢商業高校と上杉城史苑がコラボした「恋する咖喱〜米沢ABBC丼〜」が注目されます。これは米沢の味ABC(Apple・Beef・Carp)と紅花(Benibana)をブレンドしてカレーにしたもので、置賜産の紅花の乱花(摘み取った紅花を乾燥させたもの)を活用してご飯に黄色を付けました。交流物産展では、米沢市と交流する自治体から24団体が出店しました。
 また鷹山公時代、庶民が杭などに紐で笊(ざる)を吊るし、その中に商品を入れて無人販売したという「棒杭市」にならって花や陶器、木製品などが販売されました。当時は誰一人として盗む人がいなかったと伝えられ、人を信じる心の大切さを今に受け継いでいます。
 大学生サークル「アクセルリンク米沢」が企画運営した昔あそび体験のコーナーでは、家族連れが輪投げやコマ回し、パチンコなどで楽しんでいました。
 23日と24日は、伝国の杜ピロティ特設ステージで、歌やダンスなどのステージイベントが行われるほか、23日夜6時から8時まで、なせばなる宵まつり「鼓武音曲」と題して、民謡一家、やまがた愛の武将隊、ピアニスト福田直樹さんによる演奏などが行わます。
 まつりは最終日は午後4時まで開催されています。