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日本酒「東光」醸造元の株式会社小嶋総本店(小嶋健市郎社長、米沢市本町2丁目)は、2月23日から同社社屋110mにわたってライトアップします。
2月23日からの常設ライトアップに先立ち、2月22日午後6時からプレ点灯式が同社で行われ、町内に住む人たちなど約40人が集まりました。
この事業は、米沢市の観光DMOであるプラットヨネザワ(株)を申請主体として、米沢市内15社の事業者が、観光庁の「高付加価値化補助金」、総額2.8億円の採択を受けた補助金の一部を活用したものです。
同社のある米沢市本町2丁目は旧町名を東町と称し歴史的資産が数多くあります。その一つである小嶋総本店の店舗兼母屋は、大正8年(1919)の米沢大火後に移築されたもので、昨年11月24日に開催された国の文化審議会において、店舗兼母屋、土蔵など合計12件を登録有形文化財(建造物)とするよう文部科学大臣に答申がなされました。認定を受ければ、山形県内では208件目となります。
はじめに、小嶋総本店の小嶋健市郎社長が、「プラットヨネザワ様を中心とした事業者の連携のおかげでライトアップすることになり、市内の観光価値向上のほか、歴史的資産が点在する東町エリアの景観形成にも資する取り組みであり、学生や子供たちが通るため夜道を照らすことで安全性向上にもつながります」と挨拶しました。
ライトアップがなされると、軒下からのやわらかな照明が社屋を幻想的な光で照らし出しました。2月23日からは日没から午後10時までライトアップします。