長井市今泉から南陽市竹原に至る国道113号梨郷道路(延長7.2㎞)が3月9日開通式を迎えました。
この道路は、高規格道路「新潟山形南部連絡道路(延長約80㎞)」の一部として計画されたもので、国道113号の渋滞緩和や交通事故削減を図る目的のほか、東北中央自動車道と一体となって、地域間交流の促進や置賜地方の活性化などが期待されるものです。
事業は平成6年12月に計画路線指定を受け、同10年12月、調査区間指定、平成21年3月、新規事業採択を受けて事業に着手しました。車線幅は2車線で、設計速度が80㎞/時の自動車専用道路となります。区間の中には、最上川を横断する橋を含め6箇所の橋が掛かっています。
開通式は、3月9日午前10時30分から、公立置賜総合病院近くの川西町大字西大塚にある川西交差点付近で行われました。はじめに南陽市梨郷地区に伝わる龍樹太鼓がオープニングアトラクションとして披露されました。
国土交通省技監の吉岡幹夫氏、山形県知事吉村美栄子氏らの挨拶、山形県選出の国会議員らが祝辞を述べました。
当日はあいにくの気象条件のため、くす玉開披は取りやめ、式典会場内でテープカットを行いました。
続いて、パトカーを先頭に30台ほどの車がパレードを行いました。一般車両の通行は、3月9日午後3時以降となります。平成21年3月に開通した赤湯バイパス7.2㎞と合わせて、東北中央自動車道の南陽高畠ICから14.2㎞が高規格道路となり、飯豊町や小国町方面への利便性が向上しました。
また、この日の開通に合わせて、国道287号米沢長井道路の川西町西大塚から中小松に至る川西バイパスの一部区間(2.9㎞)も開通しました。