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米沢市、ケニア出身長距離選手を地域おこし協力隊に




 米沢市は、4月2日、米沢市役所で「おしょうしな地域おこし協力隊」新隊員辞令交付式を行いました。
 新隊員となったのは、ケニア出身で大学駅伝、実業団ランナーとして活躍しているガンドゥ ベンジャミン デゴワ氏(NGANDU BENJAMIN NDEGWA)氏(32歳)です。
 近藤洋介市長より「おしょうしな地域おこし協力隊」隊員の辞令を受けたあと、本人が挨拶しました。

 米沢市は、山形県縦断駅伝競走大会や山形県女子駅伝競走大会の競技力向上を図ってきていますが、近年は成績が振るわない状況が続いていました。そこで長距離走の競技力向上及び競技人口の増加を図るとともに、ジュニア世代の将来の有力人材の発掘と育成を図るために、「おしょうしな地域おこし協力隊」を募集していましたが、そこにガンドゥ ベンジャミン デゴワ氏が応募してきて採用されたものです。

 ガンドゥ ベンジャミン デゴワ氏は、ケニア ニャンダルアにあるガル高校を卒業し、平成21年4月、日本大学国際関係学部に入学し、同25年3月に卒業後、(株)モンテローザ、(株)富士通でそれぞれスポーツ選手として入社し、令和2年8月、栃木県壬生町(みぶまち)役場に地域おこし協力隊として今年3月まで活動に当たりました。

 大会記録としては、全日本大学駅伝、東京箱根間往復大学駅伝競走、大阪マラソンなどの出場し、全日本大学駅伝では区間賞を受賞、第6回大阪マラソン(2016年10月30日)では2時間12分47秒、第7回水戸黄門漫遊マラソン(2022年10月30日)では、2時間18分2秒、第33回かすみがうらマラソン兼国際ブラインドマラソン(2023年4月16日)では、2時間14分56秒で、それぞれ優勝経験を有しています。

 米沢市教育委員会教育管理部スポーツ課に席を置き、学校や競技団体に出向いて、長距離走の競技力向上による地域の元気づくりと地域おこし活動をすることにしています。任期は1年ですが、最長3年間まで延長が可能です。
 まずは4月27日からの山形県縦断駅伝競走大会に向けてコンディションを整えることにしています。また英語が堪能とのことで、英語での発信(SNS等)も期待されます。外国人の協力隊員は、米沢市では初となります。