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米沢表千家まこと会、上杉神社で67回目となる献茶式



 

 米沢表千家まこと会(鈴木宗雪「そうせつ」会長)が主催して、5月2日、「上杉神社献茶式」を同神社拝殿で行いました。昭和27年に始まったこの献茶式は、今回で67回を数える同会の伝統行事となっています。
 献茶は、崇敬の心を持って神仏にお茶を供える儀式で、表千家家元宗匠(そうしょう)を始めとして、会員らにより全国の神社や仏閣などで行われています。
 当日の献茶式には、米沢表千家まこと会会員、近藤洋介米沢市長ら来賓など約30人が出席しました。
 今年の奉仕者は、炭に高橋宗愛氏、お手前に伊藤宗壽氏が当たり、列席者が見守るなか、荘厳な雰囲気の中で古式ゆかしい表千家の作法に従い、伊藤氏がゆっくりと丁寧に濃茶、薄茶のお茶をたてました。上杉謙信が祀られている祭壇に、2服の茶が供えられた後、出席者代表らが玉串を奉奠しました。
 奉仕者は、今年初めて座礼から立礼(りゅうれい)式で献茶式が行われました。献茶式終了後、出席者は拝殿で菓子と抹茶を味わいました。
 (一社)表千家同門会山形支部が主催して、今年第1回目となる『表千家呈茶席』を松が岬公園内臨泉閣前で開催しました。
 呈茶席は、茶の湯文化にふれる市民茶会として午前10時半から午後3時まで行われ、観光客らが1席500円で、菓子と抹茶を楽しんでいました。