長井市東町3にお住まいの髙梨弘さんは、これまで収集した大相撲に関する写真や資料を、6月4日から自宅敷地内にある展示室を使って「ミニ大相撲展」を始めました。髙梨さんは、日本の国技である大相撲をこれからも大切に守って行って欲しいと考え、「ミニ大相撲展」を見てもらうことで、市民に関心を深めてもらおうと考えたものです。
髙梨さんが大の相撲好きになったのは、祖父の影響だということで、昭和30年代、自宅敷地には近所の子供たちが遊ぶために丸く線を描いただけの簡易的な土俵があり、髙梨さんは子供たちとこの土俵で相撲を取り遊んだといいます。
また長井小学校を会場に相撲の地方巡業が来ると、力士たちは近くの最上川で洗濯をするのが常で、その際に髙梨さんの自宅に立ち寄り、祖父が力士たちと楽しそうに話をするのを目の当たりにしていたことから、髙梨さんも大相撲が好きになったそうです。
展示品には、髙梨さんが東京にある相撲部屋を訪れた際や、長井市、南陽市で行われた大相撲の地方巡業の写真、力士の大きな手形、明治時代の相撲番付表、相撲冊子などが所狭しと置かれています。
また山形県出身の力士を応援しているということで、白鷹町出身の白鷹山との一緒に写した写真も展示しています。
「ミニ大相撲展」は、6月末まで展示する予定です。髙梨さんは電話による事前予約の上、気軽に見に来て欲しいと話しています。入場無料となっています。
住所 長井市東町3−33 ℡0238−88−1252 髙梨弘さんまで。