「最上川源流よねざわ紅花まつり2024」(令和6年7月1日〜31日)のメインイベントが、7月20日(土)、米沢市関根にある米沢市山上コミュニティセンターエリアで開催されました。このまつりは、今年第4回を迎えるもので、畑一面に咲く紅花を眺めて楽しみながら、紅花染め、紅花摘み取り体験、地元関根地区に伝わる郷土芸能など、米沢の紅花の魅力を楽しむ内容となっています。
江戸時代、紅花は紅餅などに加工し、染色や口紅の材料として京都に送られ、米沢藩を含む最上川流域の諸藩にとっては重要な産業だったという歴史と伝統を持つことから、現在、山形県は「世界農業遺産認定」に向けて取り組んでいます。米沢市もこのまつりを通して、独自の取組を展開しながら、次世代への継承と地域社会・経済の活性化を目指そうとしています。
午前10時からのオープニングでは、米沢民謡一家が勇壮な太鼓でまつりに華を添え、主催者らの挨拶、やまがた愛の武将隊による勝どきで幕を開けました。ステージイベントでは、九里学園高校ダンス部などが若々しい動きのあるダンスを披露し、会場を盛り上げました。紅花体験コーナーでは、紅花染め、竹あかり製作、紅花スイーツコンテスト入賞作品試食会&販売会、また昔あそび、ミニ新幹線が会場を走り、小さな子供の家族連れで人気コーナーになっていました。アマチュア無線体験では、アマチュア無線の公開運用や人工衛星の電波受信体験を行いました。
紅花畑エリアでは、紅花と山形新幹線をバックにして、モデル撮影会が行われ、大勢のカメラマンが集まっていました。同日午後5時30分からは、羽黒神社において敬師の里ライトアップコンサートが行われ、敬師太鼓の演奏、クラリネット・アンサンブル、フルートとピアノの演奏などが披露されました。
メインイベント当日の来場者(ライトアップコンサートを含む)は、5100人でした。(主催者発表)