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国道121号道路、大雨災害復旧工事の橋桁架設を公開


 

 山形県米沢市と福島県喜多方市を結ぶ、産業、観光などで重要な路線である一般国道121号は、令和4年8月3日の豪雨で、米沢市大字入田沢地内で大規模崩壊を引き起こし、全面通行止めとなりました。80日間を要して、同年10月24日に仮橋が完成し、片側交互通行で通行が可能となりました。同年12月、災害査定を受けて災害復旧工事がスタートしました。
 県民に道路災害復旧工事の進捗状況を知ってもらいたいと、置賜総合支庁は10月11日午前2時から橋桁架設の工事の模様が報道陣に公開しました。
 工事の概要は、復旧距離が250.5メートル、橋梁はプレビーム桁橋1橋(橋長50.0メートル)を架けるものです。はじめに山側法面工を行い、今回の川側橋梁工を経て、交通切替を行い、仮設橋の撤去、最後に山側橋梁工を終えて2車線の通行が可能となります。川側法面工事(1工区)が令和5年6月から同6年5月まで行われ、同5年10月からは桁制作、川側橋梁工、護岸工事(2工区)が進められています。
 
 この日の工事は、現在施行中の谷側車線の橋梁工事のうち、長さが49.8メートルの主桁を架設するもので、すでに10月8日と10月9日にそれぞれ1本を架設し、この日が最終となる3本目を架設しました。
 橋桁は、仮設道路上に3ブロックに分けて搬入され、ボルトで連結され一本化した後、大型クレーン2台(米沢側450t吊り、喜多方側400t吊り)を使って、相吊りして所定の位置に据え付けました。クレーンで持ち上げてから設置までに要した時間は20分程度でした。
 橋脚の支点間の長さである支間長48.9メートルは、東北地方では2番目の長さとなります。橋梁の名称は、小字名が味清水(ましみず)であることから、味清水橋と名付けられました。
 今後の予定は、令和7年春に川側橋梁部分の通行が可能となるほか、山側橋梁架設(通行止め)を同年秋に予定しています。