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米沢市立第一中学校との統合により、今年3月で閉校する同第五中学校の閉校記念イベントとして、生徒たちが宇宙飛行士と交信する「米沢市立第五中学校スクールコンタクトチャレンジ結団式」が2月18日、同校で開催されました。結団式には、米沢スクールコンタクト実行委員会(玉橋博幸代表)の3名、米沢市立第五中学校の田畑広志校長、同チャレンジに参加する生徒らが出席しました。
ARISS(AmateurRadio on the International SpaceStation)スクールコンタクトとは、NASA(アメリカ航空宇宙局)が無料の教育プログラムとして、地球上空400㎞を秒速7.8㎞で回っているISS(国際宇宙ステーション)と学校をアマチュア無線で結び、生徒たちが宇宙飛行士と英語で交信するものです。生徒たちはスタッフの指示に基づいて交代でマイクを持ち、アマチュア無線を使って宇宙飛行士と一問一答で英語で交信します。交信ができる時間は、およそ10分間とのことです。世界では、これまで約1600回の実施例があり、今回の第五中学校のイベントは国内で115例目、東北で6例目、山形県で初開催となります。同実行委員会は、令和4年度末から準備を進めてきました。
結団式では、田畑校長、玉橋代表があいさつ、参加生徒や実行委員会スタッフの紹介、スクールコンタクトの概要、事前学習や英語での交信練習などの今後の活動予定が説明されました。
玉橋代表は、ISSの紹介やISSに備えられた無線機やアンテナ、ISSとの交信に必要な地上側の無線機やアンテナ、アンテナを上下左右に回転させるローテーターという機械などを紹介しました。
実施予定日は、3月24日から3月30日の平日夕方が予定されており、最終的にNASAからARISS-Japanに連絡が入ります。第五中学校で交信希望の生徒は1年生から3年生までの15名で、宇宙飛行士への質問案が英文で用意されました。
最後に、生徒たちから次々と質問が出され、スタッフが回答していました。実行委員会のスタッフは、宇宙飛行士と交信ができる夢のビッグイベントを体験してもらい、良き思い出にして欲しいと話しています。