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山形県初、米沢五中とISSとのスクールコンタクトが本番間近に




 NASA(アメリカ航空宇宙局)が行う無料の教育プログラムとして、地球上空400㎞を秒速7.8㎞で周回しているISS(国際宇宙ステーション)と学校をアマチュア無線で結び、生徒たちが宇宙飛行士と英語で交信するARISS(AmateurRadio on the International SpaceStation)スクールコンタクトを3月下旬、米沢市立第五中学校の生徒たちが同校で行う予定となっています。
 これは米沢市立第一中学校との統合により、今年3月で閉校する同第五中学校の閉校記念イベントとして、米沢スクールコンタクト実行委員会(玉橋博幸実行委員長)が取り組んでいるものです。
 2月18日の「米沢市立第五中学校スクールコンタクトチャレンジ結団式」に続いて、3月15日、米沢市山上コミセンを会場に、無線交信で使用する無線機やアンテナなどの機材を、「見て、触って、操作」する本番前の体験会が開催されました。この日、参加したのは生徒2名と引率の先生1名です。
ISSに向けて電波を送受信する高さ4メートルのアンテナタワーの見学や、ISSを追尾してアンテナの方向や仰角を制御するローテーターという機器を実際に動かしました。
 また生徒たちはアマチュア衛星からの電波の受信や、短波帯の周波数を使ってアマチュア無線の体験運用を行いました。最後に、生徒から疑問や質問が出され、実行委員会のメンバー3名が受け答えしました。
 スクールコンタクトの実施予定日は、3月24日から3月30日の平日夕方が予定されており、最終的にNASAからARISS-Japanを通して、連絡が入ります。交信希望の生徒は、1年生から3年生までの15名で、現在、宇宙飛行士への質問文面案のやり取りがNASAと行われています。
 次回の3月19日は、英語練習、ISSや宇宙・電波に関する基礎知識、3月22日は、交信練習、アマチュア無線について学習会を行い、本番に臨むことにしています。