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高畠町は、2月16日、同町職員が橋梁補修設計業務の入札に関し、官製談合防止法違反等の疑いで山形県警に逮捕(3月7日には収賄の容疑で再逮捕)された事案を受けて、町長をはじめとする管理職を含めた全職員が、コンプライアンスへの理解を深め、法令遵守の意識を醸成し、再発防止を徹底することを目的に、3月25日と26日の両日、高畠町中央公民館大会議室において、一人あたり3時間の研修を計3回行われました。参加予定者は計262名で、初日午前の研修には髙梨忠博町長ら4役を含めた計84名が参加しました。
はじめに、髙梨町長が訓示を行い、「官製談合、収賄は絶対にあってはならず、私生活面においても町職員であることを胆にめいじて行動してほしい。不適切な事務処理に関しては、上司に報・連・相(報告、連絡、相談)を心がける」よう話しました。最後に、「公務員として原点に立ち返ってほしい」と述べました。
続いて、深瀬吉弘副町長が事案の経過と今後の対応を説明しました。官製談合防止法違反と収賄に関わる刑法での罰則について触れ、法令に違反する行為が町民の信頼を失墜し、その代償の大きさを改めて強調しました。
研修では、日本マネジメント協会マネジメントコンサルタントの野口裕一氏が講師を務め、「コンプライアンスへの理解と意識向上」をテーマに、①公務員に求められるコンプライアンスとは、②コンプライアンス違反が組織に及ぼす影響、③コンプライアンス向上のために、などについて講演し、最後に質疑の時間が設けられました。
終了後、髙梨町長、深瀬副町長が記者の質問に答えました。