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一般社団法人仙台藩士会(伊達宗弘会長)は、伊達政宗が青年期を過ごし、伊達家の礎が築かれた米沢を中心に、城跡や寺社を巡りながら、伊達家の源流と精神文化を学ぼうと、「東北の雄伊達政宗公並びに遣師支倉常長大使の生誕の地米沢を訪ねる旅」を企画しました。仙台藩士会会員ら30人余りが、9月5日と6日の両日、米沢市、川西町を訪れました。
一行はまず始めに、米沢市館山5丁目にある舘山寺(山口賢明住職)を訪れ、午前11時から「仙台・米沢 伊達の絆の集い」が行われました。舘山寺には、伊達政宗がわざわざ支那霊山に使者を派遣して勧請し、慶長3年(1598)に舘山寺に奉安したと伝えられる虚空蔵菩薩があり、開基本尊として祀られています。
始めに近藤洋介米沢市長が特別講話を行い、伊達家の居城があった舘山城跡に関して、これまでの保存整備事業の経過を述べました。米沢市は平成22年度から同26年度にかけて、国の重要文化財(史跡)指定を目指し、5か年計画で、発掘調査や用地測量をおこない、総括的な報告書をまとめ、平成28年3月1日、国の重要文化財(史跡)に指定されました。現在は、舘山城跡の保存、活用の基本方針を定める計画の策定を行っています。
仙台市では、伊達政宗の没後500年、そして東日本大震災から25年となる令和18年に復興を象徴するものとして大河ドラマを実現したいとして、「伊達政宗公の大河ドラマを誘致する会」が令和7年10月に発足しました。近藤市長は、米沢市としてこの運動に協力する理由などを述べました。
続いて、舘山寺東堂(引退した住職)の山口卓道氏が、舘山寺の歴史と同寺が所蔵する2体の虚空蔵菩薩の由来、昭和62年に放映された大河ドラマ制作時のエピソードなどを講話しました。
昼食は、山形名物の芋煮を味わいました。午後には、国指定史跡である舘山城跡を訪れ、舘山城保存会事務局長の小野里一榮氏から舘山城の歴史や同家が舘山城の麓に土地を所有するに至った経緯などの解説をしてもらいました。
一行は、その後に、米沢市関地区にある支倉常長生誕之地や上杉謙信ゆかりの寺である林泉寺などを訪問し、夜は懇親会を開催したほか、2日目は、伊達政宗やその父が堂宮の修繕を行ったことを示す棟札が残る成島八幡宮や川西町の原田城址などを見て回り、帰途につきました。