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山上保育園で「宇宙ポスト」、園児たちの願いを人工衛星に乗せて


 

 2028年に山形大学が打ち上げを目指す人工衛星「ベニバナ・サット」プロジェクトの地域展開の一環として、今年7月から「宇宙ポスト」と呼ばれる活動がスタートしました。
 これは願い事を短冊に書いてもらい、「宇宙ポスト」に投函し、その内容をデジタルデータに変換してメモリーチップに書き込み、ベニバナ・サットと呼ばれる10センチ立法の人工衛星に搭載します。人工衛星はロケットで国際宇宙ステーションに運ばれ、そこから宇宙空間に放出され、約1年間いろいろな実験をおこないます。
 保育園での「宇宙ポスト」は、今年7月に米沢市門東町の明星保育園で初めて開催し、第2回目として、9月28日、米沢市通町にある山上保育園(武田朱美園長)で行われました。参加したのは、年中16人、年長21人の計37人です。
 園児たちにお話ししたのは、ベニバナ・サットプロジェクト無線部顧問の玉橋博幸さんです。玉橋さんは、はじめに夜空に輝く星座を紹介し、宇宙への憧れを語りました。そして宇宙ポストとは何か、人工衛星が宇宙に届くまでの流れ、人工衛星やその電波の受信方法について園児たちに、分かりやすく説明しました。この日に受信する電波は、国際宇宙ステーションから発信されたもので、アマチュア無線周波数で衛星通信と呼ばれているものです。玉橋さんは、国際宇宙ステーションが現在飛行している場所などをスライドで説明しました。
 年長の園児たちは、二人一組で衛星電波を受信するためのアンテナと受信機を持ち、玉橋さんが人工衛星の軌道に見立てて動くと、園児たちはその方向に手持ちアンテナを向けて本番前の練習を終えました。 
 次に園舎の屋上に移動して、「衛星受信体験会」が行われました。この日、国際宇宙ステーションは、日本の南西から南を通り、北東に抜ける軌道となり、午前10時58分から11時8分までの10分間余り受信できます。午前11時過ぎに、国際宇宙ステーションを通した電波が受信され始めました。園児たちは、宇宙から届いた電波から発生される音声に大興奮していました。そして皆で記念撮影を行いました。
 その後、教室に移動して園児たちは短冊に願いを込めて書き、皆の前で発表して「宇宙ポスト」に投函しました。山上保育園の園児たち計106人は全員が宇宙ポストに投函するということです。