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竹田 歴史講座

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書評「通町のあゆみ」 通町町史編纂委員会


torimachi-1 米沢市の通町町内会(髙橋征男会長)・通町町史編纂委員会(渡部正義委員長)は、9月1日、「通町のあゆみ」と題する町史を発刊した。同編纂委員会が約4年がかりで完成したもので、通町町内会の発展と地域活性化のために作成した。
 髙橋征男会長は発刊に寄せて、「通町の歴史は、慶長時代に上杉景勝公が米沢へ入られたのに伴い山上通町山上裏町の二町の入植から始まり…」と書いているが、同町の歴史は関ヶ原の戦い以降、会津から米沢に移封された上杉家の歴史と重なるものであることがわかる。その通町の今後の課題は、人口減少、一人暮らし世帯の増加などだと記し、自主防災の認識の必要性を訴えている。
 本誌では、巻頭に航空写真による通町の主な公共施設や通町全体を鳥瞰する写真、敬老会、老人クラブ、お祭りなどの昭和の写真を掲載し、「自分の町を知る、伝える、愛着を持つ」という編纂者の熱い思いが感じられる。
 内容としては、通町・裏町の生い立ち、通町の道路の今昔など見応えがある。松川にかかる現在の万里橋から通町を通り、関根の普門院を経て、板谷峠を越えて福島、江戸に至る参勤交代でも使用されるなど、交通の要所でもあった。通町の名称は、城下から山上村に通じる町ということで付けられたもので、南原同様に下級武士が半農半士の生活をして原方衆と呼ばれた。
 通町の生活、産業、商売、年中行事、通町にある史跡について、写真入りで詳しく紹介しており、町歩きにも便利な資料となっている。また通町の年表、役員、世帯、人口の推移などが網羅されている。
発行 通町町内会(米沢市通町4-1-1)
価格 非売品

(2021年11月5日15:40配信)