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霜月定例俳句会 米沢俳句会
山路きてつい手折りし桔梗かな 石口達郎
秋時雨べそかき乍ら下校の児 磯部知子
名園の松も腹巻冬近し 伊藤 勉
秋映てふ林檎おいしや恋ほのか 小川孝子
火を落し急ぐ寝床の冷まじや 神原省治
古民家やたわわになりし熟し柿 木村正子
静中に動ある二天枯蟷螂 佐々木昭
障子貼り指の影絵をさがまるる 佐々木泰子
乱れては又整然と鳥渡る 佐々木清子
雪降るを待つ人もある浮世かな 佐藤和雄
日差し浴み輝く畦の草紅葉 佐藤君子
晩秋のもやの中行く最上川 高橋寿子
小春日やもう一息とひとやすみ 田中寛子
稔る実の果実酒造る楽しさよ 足澤 聡
秋寒し友編む温もり伝う朝 濱田洋子
魅力的美貌なるのは毒茸 原田芦雪
爺ちゃんが夜なべする日は藁仕事 山口雀昭
長き夜や友との語り限りなく 渡部美知子
(2018年11月22日14:50配信)
2018年11月17日(土)
(於)米沢市西部コミュニティセンター
(2018年11月22日14:50配信)