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如月句会
米沢俳句会
コロナ禍や中止となりし雪灯祭 石口達郎
春一番知らせ聞きつつ雪拂ふ 磯部知子
借物の知識は乏し冬の雷 小川孝子
朝刊の配達人や息白し 神原省治
老舗前雪灯篭の灯をともし 木村正子
節分会泣かれて頭掻く鬼も 佐々木 昭
客の無き縁に自慢の梅盛り 佐々木清子
旭光や山悠然と春隣 佐藤和雄
立春や這ひ這ひ日毎上手なり 佐藤君子
節分や齢の数だけ豆を取り 足澤 聡
長靴の子ら来て騒ぐ春の泥 富川静江
人の歩の未だ整わず浅き春 永井しげ子
早春や香りほのかな地の息吹 濱田洋子
芭蕉山河トンネルを持つ雪の家 原田芦雪
冬ざれの野原一面吹き荒れし 山口雀昭
木蓮や新制服の姿あり 渡部美知子
令和3年(2021)2月20日 (於)西部コミセン
(2021年2月25日17:00配信)