newtitle



画像04が表示されない

竹田 歴史講座

▲トップページへ戻る

文芸サロン 市民芸文講座(米沢南原大会)

主催:米沢市芸術文化協会
開催日:2022年秋
会場:米沢市南原コミセン〜芳泉町を歩く

1

◯短歌 

昔語りに聞いて居たりし転封の
     労苦のしみる坂道を踏む  今泉ただ子

原方を藩士拓きて足しにせむ
     糧なる畑は野と消へ給ふ  神尾 潔

ケネディの讃へし名君鷹山公
     この殿ありて青史輝く   佐々木昭

乱れたる茅葺屋根の武家屋敷
     石庭何処も面影の在り   佐々木清子

世の中は山の端流る浮世雲
     羽前米沢一様の秋     武発一郎

秋冷えの斜平の麓南原
     武家の里には濁酒の香り  山口雀昭

2


◯俳句

曲り家の屋敷の柿の実彩なせり  安部誠也
秋草に埋もる小墓殉教のてふ   今泉ただ子
原方家朽ちて芒の背丈越す    小島緑泉
万緑を天蓋となす武家屋敷    佐々木昭
いにしえの武家屋敷跡吟行す   佐々木清子
街道の曲り家見えて蕎麦の花   佐藤和雄
殉教の苔むす墓や秋の蝶     高野シゲ子
栗落ちて朱雀大路の秋の暮れ   武発一郎
茅葺の窓に灯りを残しけり    松木裕人
茅葺の家が消えゆく時勢かな   山口雀昭


◯川柳

年寄りの新米句作四苦八苦    今泉ただ子
南原散策の有志歴史好き     佐々木昭
森静か木々の歴史や天を突く   佐々木清子
茅葺にもれたる灯人恋し     高野シゲ子
生命かけ十字架背負い信仰す   根津勝雄
閑林にポツンとひとつ大日堂   山口あきら